- 関連図の書き方なんて習ってない!
- てか、どこまで詳しく書けばいいの?
- 他の子、たくさん書いてる…。
実習で関連図に苦戦している看護学生、いませんか?
ツラい実習のラスボス的な存在が関連図。周りの学生みたいに詳しく書けないよ…。実はわたしも関連図の空白が目立つタイプ。わたしみたいな人は不安にならないでOK
関連図は詳しく書かなくていいからな!
目次
超詳しく関連図を書いてくる、グループの仲間

いるよねー。え、地下鉄の路線図ですか?と勘違いしてしまうレベルで、細かーく関連図を書いてくる看護学生。
あのね、そんなに詳しく関連図を書かれるとね、空白がある関連図の学生がサボってるように見えちゃうんだよ。俺みたいなアホな学生は、そんな詳しく書けないんだよ!
大学の先生よ。空白の多いわたしの関連図をみて、「え?」みたいなリアクションするのやめてください…。私が関連図を書き足りないんじゃない、ほかの学生が書き過ぎなんだよ!
徹夜で関連図を書いてくる
「徹夜して関連図書いてきたんだあー。」
徹夜した子の関連図はもはや芸術。虫眼鏡を使わないと見えないぐらい、細かく関連図が書かれている。
は?そんなに一人が頑張ると、俺らも頑張らなきゃいけないだろーが!と心の中で思いながら苦しんでる看護学生。
詳しく書く=偉い、という風潮
「エー〇〇ちゃん、むっちゃ書いてきてるやん!」「〇〇ちゃんスゲー!」
「わたしまったく書けてないのー!」「まだ空欄あるー。」
関連図をどれだけたくさん書いたかという、くだらない勝負。看護学生なら一度は経験したことあるはず。
「わたし全然テスト勉強やってないよー。」と言い合う、テスト勉強やってない勝負みたい。マジでどうでもいい勝負だよ!
関連図、詳しく書けばいいもんじゃないですからね。
そもそも関連図の目的って?

「てか、関連図ってなんのために書いているんだろう…。」と疑問に思った、そこの看護学生。とてもいい目の付け所ですよ、キミは天才かもね。
関連図はそもそも”看護師同士がひとりの患者の情報をシェアするため”に作られています。つまり関連図は、”どの看護師が見ても、患者さんの状況が理解できる”ように書かないといけません。
ムダに詳しく書いた関連図。どの看護師が見ても、患者さんの状況が本当に理解できるのでしょうか…?
どうでもいいことは書かない

関連図に”いま起きていること”と”予想されること”の2種類がありますよね。予想されることって、挙げだしたらキリがない。
「いや、これはさすがに起きないだろ」というリスクは書かなくていいです。
関連図の書きすぎな例
- 男性 75歳
- 大腸がん初期
- 歩くのもお風呂も一人でできる
こんなおじいちゃんがいるとします。ムダに詳しく関連図を買いみてみると…
大腸がん→骨転移(予想)→痛み(予想)→痛みによる活動量の低下(予想)→筋力低下(予想)→寝たきり状態(予想)→褥瘡(予想)
まだ初期の大腸がんで元気なのにもかかわらず、寝たきり状態になり、褥瘡のリスクまで書いています。がんの末期で寝たきりになることはありえます。しかし、今歩けている人がすぐになりませんよね。
上の例のように「いや、今はそんなリスクほとんど無いだろ」っていうリスクは、かえって邪魔になるので、書かなくてもいいんです。
関連図の目的を忘れるな!
繰り返しになりますが、関連図は“どの看護師が見ても、患者さんの状況が理解できる”ように書かないといけません。
- この項目、書き込むべきかな?
- どこまでリスクを書き込もうかな…
- 関連図の用紙の空欄が多くて不安
関連図を書くのに迷ったらまず「そもそも関連図ってなんのために…」と振り返りましょう。
関連図の空欄は埋める必要はない!空欄を恐れるな!
最速で関連図を書くなら
関連図のテンプレート、欲しくないですか?
疾患ごとにある程度完成された関連図があれば、徹夜することなく関連図が書けますよ!私が使っていた関連図の参考書がこちら
なんと106疾患の関連図と観察項目が載ってます!実習で受け持つことになる患者の疾患は99%カバーできてます。ボリュームたっぷりなので、コピーして実習先にもっていこうぜ!
私の通っていた大学では、60人中50人以上が実習で”疾患別看護過程”を使用。この参考書使ってないヤツはありえない!っていうレベルでしたね。
徹夜で関連図を書きたくないなら、今すぐに購入しよう。看護師になっても使えるし、損は絶対にしない。
バイトしてて、おカネに余裕のある看護学生はこちらもオススメ!症状別看護過程は名前のとおり、”痛み”とか”痒み”とかの症状を切り口とした関連図が書かれています。
関連図をより充実させたいなら、症状別看護過程も買っておくべき!