看護師になりたい!しかし、文系を選択してしまっていた…。
- 「看護師になりたいのだけど、文系だとなれない?」
- 「数学や化学ができないと、講義についていけない?」
- 「看護師になったら、理系・文系で差がつくの?」
そんな不安を抱えている高校生、いませんか?
わたしは看護学科の大学を卒業しました。
現在は訪問看護師として働いています。看護師として働いていて、ふと思ったんですよ。
看護学科に入学したら、文系・理系なんて関係ないってね!
目次
文系は看護学科を受験するときのみ不利

「おいおい。文系か理系か、なんて関係なかったんじゃないのかよ!」と突っ込みたくなる学生さんもいることでしょう。
受験の時は文系の学生さんよりも、理系の学生さんが有利なのは、まぎれもない事実です。
どうして文系の学生さんが不利になるのかというと、大部分の看護学科の受験科目が、理系に有利となっているからです。
だいたいの看護学科は、化学や物理、数学の配点が高いんです。
医学的な知識や身体の動き方って、元をたどっていけば生化学や物理の知識が必要ですよね?
このことを考えると、理系の学生さんが有利となってしまうのは仕方ありませんね…
ただし、文系でも受験できる大学や専門学校はたくさんあるので、安心してください。

文系でも入れる看護学科を探せばいいだけ

「やっぱり文系では、看護学科に行けないのかな…。」と不安に思っているあなた。
文系だろうが、理系だろうが、有利・不利がない大学を探せばいいんです。
ある県立大学の話です。
センター試験の科目、英語と国語、日本史、生物Iで受験できます。この条件でしたら、文系の方でも受験できますよね?
文系でも受験できる看護学科を、ネットで探してみましょう!

看護学科の講義は文系の学生でも大丈夫

「がんばって看護学科に合格したとしても、文系だと講義についていけなくなるのでは…?」と不安になる学生さんもいるはず。
でも大丈夫。安心してください。
ほとんどの講義が、数学や化学の知識を必要としません。
つまり、文系出身の学生さんたちは、看護学科に入学さえしてしまえば勝ちってことです。
看護学科の生化学
わたしが大学生のとき。
「数学や化学の知識を使った講義って、どんな講義があっただろか…」と考えてたら、1つ思い出しました。
大学1年生のときに受けていた、”生化学”という講義のみ。
生化学の講義だけですね。
その生化学の講義に出てくる知識は、看護師国家試験で出題されません。
看護師国家試験の勉強をするときに、文系だと不利になることは一切ないのでご安心を。
ちなみにですが、生化学のテストは超簡単でしたよ~。
先生が「このプリントから出しまーす」と、片面印刷されたA4用紙を渡してくれましたからね。
大学に入ってしまうと、理系とか文系とかまったく意識しないですよ。
看護学科のテストは難しい科目もありますが、3日間ぐらい勉強すれば余裕なものばかり。
大学の講義で、文系であることにデメリットはありませんよ。

そもそも看護専門学校は…
わたしの知り合いに専門学校の学生がいます。彼女は看護学科に、「社会人枠」から合格しました。
試験内容は小論文と面接のみ。
彼女はセンター試験すら受けたことがありません。専門学校に合格するまで、フリーターとして働いていたんですよ?
彼女は現在2年生。
18歳で専門学校に合格した現役生と一緒に、置いて行かれることなく勉強できています。
入学後、文系・理系で差が生まれることはナシ!

看護師は文系の学生でもなれる

ナースマンとなり、数学や化学の知識を使うシーンがあるのだろうか。看護師1年目のころを思い出してみました。
結論
算数さえできればOK
点滴の速度を計算できればいい
「このクスリは化学式がこうだから…。」なーんて科学者みたいな知識、使いません。
ナースとして理系の知識が必要なシーン。
それは”点滴の速度を計算する”という、数学レベルの知識でした。割り算と掛け算ができればOK。
わたしはスマホの電卓で計算していますが。(笑)

看護師に必要な計算問題
看護師になったときに、この問題がわからなかったら相当ヤバいですよ。点滴の速度を間違えることで、「患者さんの命を奪う危険性」があります。
医療事故にならないためにも、看護師用の計算ドリルで練習をしましょう。
「小学4年生の教科書かっ!」というレベルでわかりやすい説明。国家試験に出てくる計算問題の練習としても大活躍します。
看護師として働き始めたら、かならず必要な知識なので、今のうちに勉強してマスターできるといいですね!